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釉薬
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くすり
ふりがな文庫
“
釉薬
(
くすり
)” の例文
旧字:
釉藥
鉄釉
(
てつぐすり
)
一色で模様も何もありませんが、この
釉薬
(
くすり
)
が火加減で「
天目
(
てんもく
)
」ともなり「
飴
(
あめ
)
」ともなり「
柿
(
かき
)
」ともなり時としては「
青磁
(
せいじ
)
」ともなります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
箆
(
へら
)
の秘伝、
釉薬
(
くすり
)
の合せ、彼が今日までおくびにも出さない秘密を、みなブツブツとひとりごとに
説
(
と
)
き
明
(
あか
)
し、そして
増長天王
(
ぞうちょうてんのう
)
の仕上げにかかっていた。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
釉薬
(
くすり
)
は他の北国のものと同じように青味の深い
海鼠釉
(
なまこぐすり
)
を用います。これで壺、
甕
(
かめ
)
、鉢、片口の如きものを焼きます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
那覇
(
なは
)
に
壺屋
(
つぼや
)
という町があって、そこに多くの窯があって仕事をします。「
南蛮
(
なんばん
)
」といって
上釉
(
うわぐすり
)
のないものと、「
上焼
(
じょうやき
)
」と呼んで
釉薬
(
くすり
)
をかけたものと二種類に分れます。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
“釉薬”の意味
《名詞》
釉薬(ゆうやく、うわぐすり)
素焼きの土器にかけ、焼成するとガラス質になり、陶器や磁器を完成させる素材。
(出典:Wiktionary)
“釉薬”の解説
釉薬(ゆうやく、うわぐすり、釉、上薬、en: glaze)は、陶磁器や琺瑯の表面をおおっているガラス質の部分である。陶磁器などを製作する際、粘土などを成形した器の表面に薬品をかけて生成する。粘土や灰などを水に懸濁させた液体が用いられる。
(出典:Wikipedia)
釉
漢検1級
部首:⾤
12画
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
“釉”で始まる語句
釉
釉掛
釉色
釉剥
釉瓦
釉藥