養生くすり)” の例文
七「なるほど是れはうございましょう、跣足はだしで土を踏むと養生くすりだと云いますが、旦那が薪を割るのですか」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何事も堪忍致すのは極く身の養生くすり、なれども堪忍の致しがたい事は女房が密夫まおとここしらえまして、亭主をだまおおせて、ほかで逢引する事が知れた時は、腹を立たぬ者は千人に一人もございません。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)