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くすりゆ
ふりがな文庫
“くすりゆ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
薬湯
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薬湯
(逆引き)
何でも
薬湯
(
くすりゆ
)
とか号するのだそうで、
石灰
(
いしばい
)
を溶かし込んだような色に濁っている。もっともただ濁っているのではない。
膏
(
あぶら
)
ぎって、重た
気
(
げ
)
に濁っている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
自分の家でタイル張りの浴室にばかり這入りつけているせいか穴蔵へでも入れられたようで、その上
丁子
(
ちょうじ
)
を
煎
(
せん
)
じてあるのが、
垢
(
あか
)
だらけに濁った
薬湯
(
くすりゆ
)
のような連想を起させるのである。
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
薬湯
(
くすりゆ
)
に連れて行くにもあまり見苦しいので家人も
億劫
(
おっくう
)
がっていたところ、西岡という若い未亡人が来て、自分の
遣
(
や
)
らせている塩湯はどうだろうと
勧
(
すす
)
めてくれた。家人のためには渡りに船であった。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
くすりゆ(薬湯)の例文をもっと
(3作品)
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“くすりゆ”の意味
《名詞》
薬品、薬草を入れた湯船の湯。
温泉。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
くすり
やくたう
やくとう