“薬:くすり” の例文
“薬:くすり”を含む作品の著者(上位)作品数
小川未明30
三遊亭円朝3
正岡子規2
泉鏡太郎2
泉鏡花2
“薬:くすり”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)10.5%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸6.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ただ、たったひとつののぞみは、もとのからだにかえることができるくすり発見はっけんしたいということなんだ。
「おや、どうかしたのかい。たいへん顔色がわるいよ」といながらたなからくすりはこをおろしました。
貝の火 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
わった薬屋くすりやさんだ。信心しんじんするので、かみさまがくすりをおめぐみくだされたのかもしれない。」
手風琴 (新字新仮名) / 小川未明(著)
げいがよくって愛嬌あいきょうがあって、おまけに自慢気じまんげなんざくすりにしたくもねえッておひとだ。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
で、いそいでくすり処方しょほうって、子供こどもはやれてってくれとる。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
貫目かんめひろったところで、瘭疽ひょうそくすりになるくれえが、せきやまだろうじゃねえか。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
あるじは岡山県人、四十余の細作ほそづくりな男、余作君に過日こないだくすりは強過ぎ云々と云って居た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ノートもくすりが沁み込んで、頁をめくるとパッと匂いがした。私はしばらく見なかった作品を味うようにして読んだ。
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
天子てんしさまは家来けらいをおあつめになって、だれかそのくすりってきてくれるものはないかともうされました。
不死の薬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そうして、くすりをのましたり、手当てあてをしたりしたかいもなく、とうとうボンはじたままんでしまいました。
おじいさんの家 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なんでもそのくすりたてまつったものは、莫大ばくだいのおかねいただいて、どこへかいってしまったそうであります。
北海の白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ほんとうに、こんなときに、いつかのおじいさんにもらったくすりをのまなければ、のむときはないのでありました。
村の兄弟 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ある兵隊服へいたいふくた、二人連ふたりづれのおじさんが、おくすりりにきました。
小さな年ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おかあさんに、おくすりをつけてもらうから。」といって、はしっておうちへかえってしまいました。
はちの巣 (新字新仮名) / 小川未明(著)
むらひとは、つくったくすりをおぶって、それから、やまえて他国たこくりにてゆきました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「まあ、それはいい子だ。どれ、そのけがをした指を、私に見せなさい。なにかくすりをつけてあげよう。」と、おばあさんはいいました。
月夜とめがね (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのあとむらひとは、薬売くすりうりからおしえられたくすり製造せいぞうしました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
いろいろにをつくして、くすりというくすりをのんでみましたが、ちっともきめがありません。
くらげのお使い (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
あゝ/\可愛かあいだ、いまのうくすりるよ、……煙草たばこ粉末こなぢやアかへつてけない
「そんな、おそろしいくすり、ぼくたいものだな。」と、秀吉ひできちは、ためいきをつきました。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
「どれ、どれ。」といって、しょうちゃんのて、みずあらってくれました。そして、くすりをさしてくれました。
二百十日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
じいさんがきくと、おとこは、いろいろ自分じぶんっているくすりについてはなしたのです。
手風琴 (新字新仮名) / 小川未明(著)
○人病あればこめかゆくはせてくすりとす。重きは山伏をむかへていのらす。(病をいのらする事源氏にも見えたる古風也。)
大分だいぶ考へがちがつてた様だね。——けれども其苦痛があとからくすりになるんだつて、もとは君の持説ぢやなかつたか」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そのくに北方ほっぽうにある金峰仙きんぷせんのぼって、不死ふしくすりり、つつがなくかえってくるようにと
不死の薬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
太陽たいようあたたかなひかりのために、くすりながれて、おおきなすいかを金色きんいろめてしまいました。
初夏の不思議 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もう、二人ふたりは、このままでいればちかいうちにんでしまうだろう。しかし、あのくすりをのめば、たすかるにちがいない。
村の兄弟 (新字新仮名) / 小川未明(著)
むしろ、たまには、これくらいのくるしい経験けいけんをするほうがくすりだとよろこぶようにさえいきいきとしていました。
台風の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いつであったか、少年しょうねんは、おばあさんのいえで、これとおなくすりせんじるかおりを、かいだ記憶きおくがありました。
夢のような昼と晩 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いま、おくすりがありますから。」と、いって、ことわっていました。おじさんは、なにか、ぶつぶついいながら、そのいえました。
小さな年ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、なかから金色きんいろくすりをとりして、そのくすりみずかして、すいかの傷口きずぐちりました。
初夏の不思議 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かたわらのたくうえには、くすりびんや、草花くさばなはちがのせてありました。
少女と老兵士 (新字新仮名) / 小川未明(著)
村人むらびとにいわせると、この医者いしゃくすりたかいから、めったに、かかれない。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
ぼく、おくすりんだら、ねつがったのだよ。明日あすから、また、学校がっこうへいっしょにゆこうね。」といいました。
いちょうの葉 (新字新仮名) / 小川未明(著)
好きなものが毒になり、嫌いなものがくすりになる。好きなものを食うて、嫌いなものに食われる。宇宙の生命いのちは斯くしてたもたるゝのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
汁粉屋の茶碗というけれども、さすがに維新前に出来たものだけに、やきくすりも悪くない。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
独身者ひとりものだからくすりぷくせんじてむ事も出来できない始末しまつ
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
それはるよ、くすりだもの……はおまへかえ。
そのおとこ黄色きいろふくろげて、くすりってあるきました。
薬売り (新字新仮名) / 小川未明(著)
工場こうば医者いしゃてもらったのだって、おくすりびんをってきたよ。」
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
さててきしくすりなどふくして、木村氏のもとにありしが、いつまでも手をむなしくしてあるべきにあらねば、月給八円の雇吏やといとしぬ。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
がわるいの? そんなら、いいおくすりがあるよ。」と、とんぼこぞうがいいました。
きれいなきれいな町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、せきのくすりですか、せきのおくすりなら、わたしがたいへんきくよいくすりっています。」と、少年しょうねんは、いいました。
薬売りの少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おんなこじきがつくってくれたくすりをつけると、ふしぎにいたみがうすらいで、そのばん親子おやこは、はじめて、もちよくねむりました。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれはそのしままちや、むらでやはりくすりはこって、バイオリンをらして、毎日まいにちのようにあるいたのです。
海のかなた (新字新仮名) / 小川未明(著)
奥方おくがたがこのごろおもやまいにかかって、いろいろの医者いしゃせてもすこしもくすりえないものですから
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
くすりいにいったり、こおりあたまやしたりして、ちいさい子供こどもちからで、できるだけ看病かんびょうをしました。
春風の吹く町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
れい申上まをしあげます、——あのおくすりのためだらうとおもひます。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「せきのおくすりにするのよ。にいさんが、せきをしてなおらないのですもの。」
薬売りの少年 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「まあ、それはいいだ。どれ、その怪我けがをしたゆびを、わたしにおせなさい。なにかくすりをつけてあげよう。」と、おばあさんはいいました。
月夜と眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
長病ながわずらいの少年が——火葬場やきばくすりまでもらおうというものが、この夜寒に、——しかも重い病人に、荷物をもたせて、綿のはいったものもきせずに——
あるとき悪右衛門あくうえもん道満どうまんたのんで、てもらいますと、奥方おくがた病気びょうきはただのくすりではなおらない
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「おまえは、うちにいて、よくおとうさんの看病かんびょうをしていてください。わたしは、くすりをさがしてきますから。」と、あねはいいのこして
木と鳥になった姉妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
入口の硝子戸の前にくすりらるる色なる狂犬きやうけんを染め、
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
年わかき内科医きみは日ごと来てわが静脈じやうみやくくすり入れゆく
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
ぼくはからだ透明とうめいにするそのくすりをのみつづけたんだ——
ちょうどそのころ、ひがしくにから薬売くすりうりが、「これは支那しな昆崙山こんろんざんにあった、不老不死ふろうふしくすりでございます。」といって
北海の白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして、毎日まいにちこのあたりの村々むらむらあるいて、っているはこなかくすりを、むらひとたちにったのであります。
海のかなた (新字新仮名) / 小川未明(著)
『早くけえつて寝るこつた。恁麽こんだ時何処ウ徘徊うろつくだべえ。天理様拝んで赤痢神が取付とツつかねえだら、ハア、何で医者いしやくすりが要るものかよ。』
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
けれど、それらのくすりちからでもはなおりませんでした。
木と鳥になった姉妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
吃逆しゃっくりくすり 秋 第二百二十三 吃逆しゃっくりの薬
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
もしまた医学いがく目的もくてきくすりもって、苦痛くつううすらげるものとすなれば、自然しぜんここに一つの疑問ぎもんしょうじてる。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
『阿母さん、昨日きのふ校長さんが君んとこ阿父おとうさんは京のまちで西洋のくすりや酒を売る店を出すんだつて、本当かて聞きましたよ。本当に其様そんな店を出すの。』
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
なつあつに、このおとこむらからむらあるきましたが、人々ひとびと気味きみわるがって、あまりくすりったものがありません。
薬売り (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おくすりのかおりがして、まどくらいのだもの。」
夢のような昼と晩 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なに遠慮ゑんりよをしねえでびるほどやんなせえ、生命いのちあやふくなりや、くすりらあ、其為そのためわしがついてるんだぜ、なあねえさん。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
諸子にもたまにはそういう経験がくすりだろうと。
盈虚 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「もつと、いいくすりも、あるんですけど。」
火の鳥 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
わたしのような、おいぼれは、いくところがないから、しかたなしにこんなくすりくさい、陰気いんきなところにいるけれど、わたしだって、わかければ、一にちだってがまんできやしない。
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あせくすり 夏 第百七十九 野菜の功
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
反魂丹売はんごんたんうりですから、荷物にもつ脊負せおつて、まだくすりひろまらない山の中ばかりつて歩くのです、さうしてまた翌年よくねんの山の中をつて歩くので
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
すると、ちょうどまちはいってきた薬売くすりうりがありました。金持かねもちは、くすりがきいても、きかなくても、薬売くすりうりがはいってくれば、かならずったのであります。
金の魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
くすりくいとなりの亭主箸持参
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
ホモイはくすりけとって、
貝の火 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
くすりくひ隣の亭主箸持参
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
この病気びょうきは、どんな名医めいいにかかってもなおらない。ただ一つこの病気びょうきのなおるくすりがある。それは、めったにられるものでないが、金色こんじきうおべるとなおってしまう。
金の魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
正吉しょうきちゆめなかで、あのおじおじしたようすで、いたわりながら、くすりをつけてくれたおんなこじきをおもして、いつまでも、その姿すがたが、からきえずにのこっていました。
空にわく金色の雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しろくすり
桜さく島:春のかはたれ (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
貴嬢あなたなにをおつしやいますいままでほど待遊まちあそばしたのにまたそんなことをヱお心持こゝろもちがおわるひのならおくすりをめしあがれ阿母おつかさまですか阿母おつかさまはうしろに。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
やっと、くさはじめると、くすりになるのばかり百しゅほどつんで、ねりわせたのが、このくすりですから、腹痛ふくつうや、しょくあたりなどによくききます。これをおいてまいりましょう。
山に雪光る (新字新仮名) / 小川未明(著)
「えゝ、もう、それは尾原はあの若さですが、あたしは心丈夫で……。藤吉のことだつて進んで引とらうと云ふんですが、あたしや兄が藤吉を手離せないんです。それに因念事は一層藤吉には知らせず仕舞にした方がくすりだらうつて、兄も申しますんで……」
淡雪 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
……わたし最初さいしよ見舞みまひつたとき、ことづかつてまゐりました……あのくすりを、お婿むこさんのから、葡萄酒ぶだうしゆちひさな硝子盃コツプあがるんだつて、——えゝ、先刻さつき……
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
父は同村のなにがしが家に在しをよびかへし、をまねきてくすりなどあたへしがそのしるしもなく、両親ふたおやはさら也、あたりよりはせよりしものどもゝ娘のそばありてなみださしぐみつゝつかねまつのみ也。
「家あるじ、病者ばうざの心地や悪しからむ、振出ふりだしてふ薬飲ませばやと、常にくすりあはするかたに往くに、こはいかに棚落ちて箱どもの薬ちり/″\になり、百味箪笥といふものさへ倒れぬれば、常に病者のもとへ持行く薬箱とうでて合するもめづらし。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「わたしも、いえかれて、身寄みよりはなし、いのところで、やっかいになっているが、さむさのため、持病じびょうのリュウマチがでて、おくすりいにいった……。」と、あとの言葉ことばは、よくきこえず、また、いていました。
戦争はぼくをおとなにした (新字新仮名) / 小川未明(著)
「往来の者が覗くぐらいは、邪魔にもならん。まだまだ落人おちゅうども通ろう。怪我人もよろうて通ろう。門を閉じておいては、それらの衆が気づかずに過ぎてしまう。——れる場所がなかったらくすりへもむしろをしいて、はいれる限りおれせい」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
じょうのへやには、すみのほう吉雄よしおつくえいてあって、そこへとこいたので、病人びょうにんのまくらもとには、くすりびんや、洗面器せんめんきや、湯気ゆげたせる、火鉢ひばちなどがあってあしのふみもないのです。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
先生せんせいが、今日きょうおいでになって、美代子みよこは、おなかむしがわいたのではないか? そのおくすりをあげてみようとおっしゃいました。きっとそうかもしれませんよ、あんまりいろいろなものをべますからね。」と、おかあさんは、おとうさんにいわれました。
千代紙の春 (新字新仮名) / 小川未明(著)
千代ちいちやんひどく不快わるくでもなつたのかいふくくすりましてれないかうした大変たいへん顔色かほいろがわろくなつてたおばさん鳥渡ちよつと良之助りやうのすけこゑおどかされてつぎ祈念きねんをこらせしはゝ水初穂取みづはつほとりにながもとちしおふく狼狽敷あはたゞしく枕元まくらもとにあつまればお千代ちよぢたるらき。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)