“薬袋”のいろいろな読み方と例文
旧字:藥袋
読み方割合
やくたい60.0%
くすりぶくろ30.0%
みなえ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
面壁イ九年とやら、悟ったものだとあ折っていたんだがさ、薬袋やくたいもないことがいて来て、お前様ついぞ見たこともねえ泣かっしゃるね。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
最初の一回だけは、彼は薬局の窓口から薬壜くすりびん薬袋くすりぶくろとを差出した。すると、美しい眼がすぐ窓口から次郎をのぞいた。そして
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
身延みのぶ七面山しちめんざんの間の裏山を越えて薬袋みなえというところへ出た時分に、お徳は右手の方を指しながら
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)