“くすりぶくろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
薬袋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初の一回だけは、彼は薬局の窓口から薬壜くすりびん薬袋くすりぶくろとを差出した。すると、美しい眼がすぐ窓口から次郎をのぞいた。そして
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
健ちゃんは、すすけた天井てんじょうから薬袋くすりぶくろを降して見知らぬ男のひとのところへ持ってゆきました。
(新字新仮名) / 林芙美子(著)
疫病えきびょうにきく、毒下どくくだしの薬袋くすりぶくろにはくろねこのき、下熱剤げねつざい薬袋くすりぶくろにはからすのきました。むらひとは、つくったくすりをおぶって、それから、やまえて他国たこくりにてゆきました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)