“下熱剤”の読み方と例文
読み方割合
げねつざい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むらひとたちは、あつまって相談そうだんをしました。そして、二まい小判こばん薬売くすりうりにやりました。薬売くすりうりは疫病えきびょうにきくくすり製造法せいぞうほうと、下熱剤げねつざいつくかたむらひと伝授でんじゅしました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
疫病えきびょうにきく、毒下どくくだしの薬袋くすりぶくろにはくろねこのき、下熱剤げねつざい薬袋くすりぶくろにはからすのきました。むらひとは、つくったくすりをおぶって、それから、やまえて他国たこくりにてゆきました。
おばあさんと黒ねこ (新字新仮名) / 小川未明(著)