『蛙』
暗い晩で風が吹いていました。より江はふと机から頭をもちあげて硝子戸へ顔をくっつけてみました。暗くて、ざわざわ木がゆれているきりで、何だか淋しい晩でした。ときどき西の空で白いような稲光りがしています。こんなに暗い晩は、きっとお月様が御病気なの …
著者 | 林芙美子 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約6分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約10分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
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健
籠
花
後
稲光
溜
薬袋
誰
怖
頃
呆
可愛
鼾
藪垣
青蛙
股
翌
紐
馬穴
行
算盤
笑
笊
窪
空箱
煤
蛙
陽向
訊
霽
貰
軒燈
隅
這入
銭
鍋
鍵
長靴
閉
開
間
土産
描
愉
応
後
径
如何
天井
夜来
提灯
唾
叩
厭
兄
傘
云
両脚
程
昨夜
朝
朝陽
枕元
桶
母
江
汲
泣
淋
濡
灯
一寸
産婆
皓
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