『蛙』
自分の今寝ころんでゐる側に、古い池があつて、そこに蛙が沢山ゐる。 池のまはりには、一面に芦や蒲が茂つてゐる。その芦や蒲の向うには、背の高い白楊の並木が、品よく風に戦いでゐる。その又向うには、静な夏の空があつて、そこには何時も細い、硝子のかけ …
著者 | 芥川竜之介 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約5分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
闘
完
埋
悉
蛙
疑
方
背
大空
戦
殆
細
可
啣
品
遙
開闢
側
丁度
何
讃
芦
艸木
窺
硝子
蒲
蛇
語
未嘗
這
鎌首
間
闡明
鞭
悉
並木
中
何時
何等
勿論
容
後
御名
必
白楊
懸
既
映
最早
様子
沢山
犠牲
狭
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