“艸木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさき40.0%
さうもく40.0%
そうぼく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「水も艸木くさきも、虫も土も、空も太陽も、みんな我々蛙の為にある。では、蛇はどうしたのだ。蛇も我々の為にあるのか。」
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
野蛮な人生はクリストたちをいつも多少は苦しませるであらう。太平の艸木さうもくとなることを願つた「東方の人」たちもこの例に洩れない。
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
称す是れ盗魁とうかい 匹として蜃気楼しんきろう堂を吐くが如し 百年の艸木そうぼく腥丘せいきゆうを余す 数里の山河劫灰こうかいに付す 敗卒庭にあつまる真に幻矣 精兵あなを潜る亦奇なる哉 誰か知らん一滴黄金水 翻つて全州に向つて毒を
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)