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艸木
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くさき
ふりがな文庫
“
艸木
(
くさき
)” の例文
「水も
艸木
(
くさき
)
も、虫も土も、空も太陽も、みんな我々蛙の為にある。では、蛇はどうしたのだ。蛇も我々の為にあるのか。」
蛙
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
地気は
冷際
(
れいさい
)
を
限
(
かぎ
)
りとして
熱際
(
ねつさい
)
に
至
(
いた
)
らず、
冷温
(
れいをん
)
の二
段
(
だん
)
は地を
去
(
さ
)
る事甚だ
遠
(
とほ
)
からず。富士山は
温際
(
をんさい
)
を
越
(
こえ
)
て
冷際
(
れいさい
)
にちかきゆゑ、
絶頂
(
ぜつてう
)
は
温気
(
あたゝかなるき
)
通
(
つう
)
ぜざるゆゑ
艸木
(
くさき
)
を
生
(
しやう
)
ぜず。夏も
寒
(
さむ
)
く
雷鳴
(
かみなり
)
暴雨
(
ゆふだち
)
を
温際
(
をんさい
)
の下に見る。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
既
(
すで
)
に水も
艸木
(
くさき
)
も、虫も土も空も太陽も、皆我々蛙の為にある。
森羅万象
(
しんらばんしやう
)
が
悉
(
ことごと
)
く我々の為にあると云ふ事実は、
最早
(
もはや
)
何等
(
なんら
)
の
疑
(
うたがひ
)
をも
容
(
い
)
れる余地がない。
蛙
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「土は何の為にあるか。
艸木
(
くさき
)
を生やす為にあるのである。では、艸木は何の為にあるか。我々蛙に影を与へる為にあるのである。従つて、全大地は我々蛙の為にあるのではないか。」
蛙
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
艸
漢検1級
部首:⾋
6画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
“艸”で始まる語句
艸
艸冠
艸花
艸画
艸書
艸紙
艸名
艸宇
艸山
艸群