“軽挙”のいろいろな読み方と例文
旧字:輕擧
読み方割合
かるはずみ72.7%
けいきょ18.2%
かるはづみ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鈍痴漢とんちんかんの、薄鈍うすのろ奴等やつらくすり糸瓜へちまもあるものか、馬鹿ばかな、軽挙かるはずみな!』ハバトフと郵便局長ゆうびんきょくちょうとは、この権幕けんまく辟易へきえきして戸口とぐちほう狼狽まごまごく。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
彼の剛毅ごうきな気性は、ひたすらそこに悩んだ。また、甲州発向こうしゅうはっこうの際、しきりと軽挙けいきょいさめた馬場や山県やまがたの両将にたいしても、意地がはたらいた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分で言つてやりたいやうな気持もしないではなかつたけれども、さうかと言つて、余り軽挙かるはづみに、果してさうか否かもわからないところに出て行くわけにも行かなかつた。
波の音 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)