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軽挙
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かるはずみ
ふりがな文庫
“
軽挙
(
かるはずみ
)” の例文
旧字:
輕擧
『
鈍痴漢
(
とんちんかん
)
の、
薄鈍
(
うすのろ
)
な
奴等
(
やつら
)
、
薬
(
くすり
)
も
糸瓜
(
へちま
)
もあるものか、
馬鹿
(
ばか
)
な、
軽挙
(
かるはずみ
)
な!』ハバトフと
郵便局長
(
ゆうびんきょくちょう
)
とは、この
権幕
(
けんまく
)
に
辟易
(
へきえき
)
して
戸口
(
とぐち
)
の
方
(
ほう
)
に
狼狽
(
まごまご
)
出
(
で
)
て
行
(
ゆ
)
く。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
またその失敗を
他人
(
ひと
)
のせいにしたり、自分の
軽挙
(
かるはずみ
)
を恨み、眼の前の不成績を取り戻す努力は一向お留守になります。
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
友人のうちには、もうそれほど好くなったかと喜んでくれたものもある。あるいはまたあんな
軽挙
(
かるはずみ
)
をしてやり
損
(
そこ
)
なわなければいいがと心配してくれたものもある。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
お銀のこのごろの心には、そこへ身のうえの相談に行ったことすら、
軽挙
(
かるはずみ
)
のように思われて来た。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
かならず
大切
(
だいじ
)
にせい
軽挙
(
かるはずみ
)
すなとおっしゃるは知れたこと、さあ
此衣
(
これ
)
を着て家に引っ
籠
(
こ
)
み、せめて
疵口
(
くち
)
のすっかり
密着
(
くっつ
)
くまで
沈静
(
おちつ
)
いていて下され、とひたすらとどめ
宥
(
なだ
)
め慰め
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
主人へ上げると心得て忠義を
尽
(
つく
)
すのだ、決して
軽挙
(
かるはずみ
)
の事をするな、曲った奴には
逆
(
さから
)
うなよ
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
軽挙
(
かるはずみ
)
なことはなさらぬように……と申し上げますと、口幅ったいようでございまするが、ともかく、お金で済むようなことでしたら、いつでも御遠慮なく、御相談を願いたいものでございます
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
お上人様の御目にかゝつて三日四日の養生を直〻に願ふて来ましよ、御慈悲深いお上人様の御承知なされぬ気遣ひない、かならず
大切
(
だいじ
)
にせい
軽挙
(
かるはずみ
)
すなと仰やるは知れた事、さあ
此衣
(
これ
)
を着て家に引籠み
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“軽挙”の意味
《名詞》
軽挙(けいきょ)
軽はずみな行動。軽率。
(出典:Wiktionary)
軽
常用漢字
小3
部首:⾞
12画
挙
常用漢字
小4
部首:⼿
10画
“軽挙”で始まる語句
軽挙妄動