“此衣”の読み方と例文
読み方割合
これ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かならず大切だいじにせい軽挙かるはずみすなとおっしゃるは知れたこと、さあ此衣これを着て家に引っみ、せめて疵口くちのすっかり密着くっつくまで沈静おちついていて下され、とひたすらとどめなだめ慰め
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
お上人様の御目にかゝつて三日四日の養生を直〻に願ふて来ましよ、御慈悲深いお上人様の御承知なされぬ気遣ひない、かならず大切だいじにせい軽挙かるはずみすなと仰やるは知れた事、さあ此衣これを着て家に引籠み
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)