“病者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びやうしや50.0%
ばうざ25.0%
びょうしゃ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三日みつかにしてのちへいろくす。病者びやうしやみなかんことをもとめ、あらそふるつて、でてこれめにたたかひおもむけり。しんこれき、めにり、えんこれき、みづわたつてく。
中にふすまかづきて臥したるは、わがごとき病者ばうざならむとおもへば、あはれ湯などあらば飲ませまほしとぞおもふ。こゝはしも火の見ゆることなければ、少しは心落ちゐぬ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
風俗が正しく見えるようでなければ病者びょうしゃが信じません、随って薬もおのずから利かんような事になるですが、医者は頓知頓才と云ってず其の薬より病人の気をはかる処が第一と心得ますな
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)