“芦屋”の読み方と例文
読み方割合
あしや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これで勝負しょうぶはつきました。芦屋あしや道満どうまんくらいげられて、御殿ごてんからされました。そして阿倍あべ晴明せいめいのお弟子でしになりました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
月のすえ二十九日、尊氏は頼尚の案内で、海路、赤間ヶ関から筑前芦屋あしやノ浦へ渡ったが、それは薄氷はくひょうを踏み行くような敵地上陸にことならなかった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父は九歳の時に遠賀おんが郡の芦屋あしやで、お祖父様の夜網打ちの艫櫓ともろを押したというから、相当水泳が上手であったらしい。
父杉山茂丸を語る (新字新仮名) / 夢野久作(著)