“ようじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
養生82.4%
楊条2.9%
洋上2.9%
窈娘2.9%
繇条2.9%
雍城2.9%
養性2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はそこに滞在しながら心静かに養生ようじょうすることにしたが、赤い花の女のことが浮んで来ると、みょうに神経的になって夜も眠られなかった。
赤い花 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
うす紅梅の児水干ちごすいかんをきせて、漢竹の楊条ようじょうを腰にささせたらば、あわれ何若丸とか名乗る山門のちごとして悪僧ばらが渇仰随喜かつごうずいきまとにもなりそうな美しく勇ましい児ぶりであった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
客の中には焦生を利用して、私腹を肥やそうとする者もあった。珊珊はそんな客は中に入れないようにした。客の方では珊珊を邪魔者にして、金を集めて窈娘ようじょうという妖婦をあがなって焦生に献上した。
虎媛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
今日の只今も繇条ようじょう書屋の書斎南窓下の机にって一方には植物の実物をけみし、一方にはペンを動かしてこれを記述し、また写生図をも自分に作っている。
「さもあらば、蜀勢はまたようの二郡へ攻めかかるだろう。張郃、足下そっかはこの長安を守れ、われは郿城びじょうを固め、雍城ようじょうへは孫礼をやって防がせよう」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五郎作は奇行はあったが、生得しょうとく酒をたしまず、常に養性ようじょうに意を用いていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)