“やうじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
養生80.0%
洋上20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醫者いしや心安こゝろやすきをまねいへぼく太吉たきちといふがりてこゝろまかせの養生やうじやう一月ひとつきおなところすまへば物殘ものゝこらずいやになりて、次第しだいやまひのつのることおそろしきほどすさまじきことあり。
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
養生やうじやう榮燿えいやうやうおもふは世上せじやう一般いつぱん習慣ならはしなり。いまへる養生法やうじやうはふは、いかなる貧人ひんじん、いかなる賤業せんげふひとにても、日夜にちやこゝろそゝげば出來できことなり。よつその大意たいい三首さんしゆ蜂腰ほうえうつゞることしかり。
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
さら新式魚形水雷しんしきぎよけいすいらい實力じつりよく如何いかにと、てい海底かいていりようごと疾走しつさうしつゝ洋上やうじやう巨巖きよがん目掛めがけて射出ゐいだ一發いつぱつ二發にはつ巨巖きよがんくだんで、破片はへんなみをどつた。たちま電光艇でんくわうてい甲板かんぱんには歡呼くわんここゑおこつた。
『や! 帝國軍人ていこくぐんじん! 日本海軍々人につぽんかいぐんぐんじん!。』とさけびつゝ、かうべめぐらすと、この端艇たんていること程遠ほどとほからぬ洋上やうじやうには、先刻せんこく白色巡洋艦はくしよくじゆんやうかん小山こやまごとなみ漂蕩へうたうしつゝ、その後檣縱帆架ガーフ船尾せんびとには