“やくじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薬餌97.0%
薬事3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして単に薬餌やくじを給するのみでなく、夏は蚊幮かやおくり、冬は布団ふとんおくった。また三両から五両までの金を、貧窶ひんるの度に従って与えたこともある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
あるいはこれが近来とかく薬餌やくじに親しまれる機会の多かった先生の死期を早めたのではないかとさえ考えられる。
熱情の人 (新字新仮名) / 久保栄(著)
「儂はいささか薬事やくじの心得があります。今、水薬を調じて上げるほどに、そいつを服してまずお気を鎮められい。よっく眠れることでござろう。」