“しす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仕済50.0%
仕澄16.7%
仕過16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仕済しすましたりという面をして米友は、その槍を小脇にかい込むや、また以前の物置の上へ舞い戻って、そこから塀を伝わって、屋根の外へ出てしまいました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と、仕澄しすましている。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかるに学問を仕過しすぎて神経を悪くしたり、脳病を起したりして死ぬ者が沢山たくさんある。これ即ち運動の弊害の少ない証拠で、学問の中毒の恐ろしい好証である。
運動 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
「性蓮院妙相日縁信女、父本皓、母渋江氏、安永あんえい六年丁酉ていゆう五月三日しす、享年十九、俗名千代、作臨終歌曰りんじゅううたをつくりていわく云々うんぬんとしてあるのは、登勢の生んだ本皓のむすめである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)