“じに”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんないやしい素性の者なら、たとえ英吉がその為に、こがじにをしようとも、己たち両親が承知をせん。家名に係わる、と云ったろう。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
オーレンカはサーシャが両親にすっかり打棄うっちゃられて、一家の余計者扱いにされ、じにしかけているような気がしてならなかった。
可愛い女 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「これではとてもやりきれない。かつえじにぬほかなくなる。いまのうちにどうかしてねこをふせぐ相談そうだんをしなければならない。」
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)