みまか)” の例文
信玄死してはあめが下に一四三つゐなし。不幸にして一四四はやみまかりぬ。信長の器量人にすぐれたれども、信玄の智にかず、謙信の勇に劣れり。
哀しきかも我が父、痛ましきかも我が母、一身死に向ふ途をうれへず、唯二親世にいます苦を悲しぶ。今日長く別れなば、何れの世にかることを得む。すなはち歌六首を作りてみまかりぬ。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
すなわち剣を抜いて保食神を撃殺したまひき(中略)。是の後に天照大神た天熊大人をつかわして往いて看せたまふ。是の時に保食神まことすでみまかれり、唯し其の神の頂に牛馬化為れり云々(岩波文庫本)。