“どきやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
讀經57.1%
読経35.7%
度胸7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大抵たいていこれにはむかし名僧めいそうはなしともなつてて、いづれも讀經どきやうをり誦念しようねんみぎりに、喧噪さわがしさをにくんで、こゑふうじたとふのである。ばうさんはえらい。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やが読経どきやうが始まる、木魚の音が起る、追懐の雑談は無邪気な笑声に交つて、物食ふ音と一緒になつて、哀しくもあり、騒がしくもあり
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
つてればてきなかだ。てきなかで、けるのをらなかつたのはじつ自分じぶんながら度胸どきやうい。……いや、うではない、一時いちじんだかもわからん。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)