“和唐内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わとうない66.7%
わたうない33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三枚つづき五枚つづき、似顔絵のうまい絵師のが絵草紙屋えぞうしやの店前にさがると、何町のどこでは自来也じらいやが出来たとか、どこでは和唐内わとうない紅流べにながしだとか、気の早い涼台すずみだいのはなしの種になった。
鉄砲は外国から渡ったもんだね。昔は斬り合いばかりさ。外国は卑怯だからね、それであんなものが出来たんだ。どうも支那じゃねえようだ、やっぱり外国のようだ。和唐内わとうないの時にゃ無かったね。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
豊干禅師ぶかんぜんじを乗せたお前。和唐内わたうないたれたお前。それからウイルヤム・ブレエクの有名な詩に歌はれたお前。虎よ。お前は最大のコスモポリタンだ。
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)