“つねい”の漢字の書き方と例文
語句割合
常居100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……気がつくと常居つねいの間に坐っていた。松尾がたらいへ湯を取って、自分の両手を清めて呉れていたが、そうしながら松尾がひどく震えているので、菊千代はかえっておちつきをとり戻した。
菊千代抄 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そこは八帖ほどの、書院窓の付いた部屋で、周防の常居つねいの間という感じだった。二人がはいったとき、安芸のうしろにいた一人の若い女が、立って、こちらへ目礼をして、静かに出ていった。