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常居
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じょい
ふりがな文庫
“
常居
(
じょい
)” の例文
兄はそのお客としばらく話をして、やがてその客が帰って行ってから、「
常居
(
じょい
)
」に来て、私が何も言わぬさきから
故郷
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ふと「
常居
(
じょい
)
」の隣りの「
小間
(
こま
)
」をのぞいて、そこに次兄がひとり坐っているのを見つけ、こわいものに引きずられるように、するすると傍へ行って坐った。
故郷
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
九月のはじめ、私は昼食をすませて、
母屋
(
おもや
)
の
常居
(
じょい
)
という部屋で、ひとりぼんやり煙草を吸っていたら、野良着姿の大きな
親爺
(
おやじ
)
が玄関のたたきにのっそり立って
親友交歓
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
私は妻子と共に仏間へ行って、仏さまを拝んで、それから
内輪
(
うちわ
)
の客だけが集る「
常居
(
じょい
)
」という部屋へさがって、その一隅に坐った。長兄の嫂も、次兄の嫂も、笑顔を以て迎えて
呉
(
く
)
れた。
故郷
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
常
常用漢字
小5
部首:⼱
11画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“常”で始まる語句
常
常陸
常磐木
常世
常磐津
常夏
常套
常磐
常談
常闇