“摩尼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まに71.4%
マニ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまだ一三高野山を見ず、いざとて、夏のはじめ青葉のしげみをわけつつ、一四てんの川といふよりえて、一五摩尼まにの御山にいたる。
むすめ、父の勅を受け、摩尼まに珠および諸珍宝を持って、これを糞穢に蔵す。室家大小とも、みなまた知らず。
チベット新派の開祖 ジェ・ゾンカーワという方がこの摩尼マニをこしらえられたというので非常に尊んで居るです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
摩尼マニ教の影響をうけて、新約聖書のすべてを否定したるによって、法王インノセント三世の主唱による新十字軍のために、一二〇九年より一二二九年まで約四十七万人の死者を生ずるにいたれり。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)