“まに”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マニ
語句割合
摩尼83.3%
麻尼16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めいめい持って来た物を上げてそれからお説教を聞いて摩尼まにを授かるんです。というのはまずそのラマが唵摩尼吠噛吽オンマニペツミホンという六字をとなえますと参拝者がそれについで和するのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
女の胸にひむるてふ祕密の摩尼まには盜まじよ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
栗谷くりたにの布晒し岩から、それと並んだ麻尼まにの立て岩、箭渓やだにゆるぎ石の三つの大岩にかけて、昔は山姥が布を張って乾していたといいました。この間が二里ばかりもあります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)