“安治川口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あじがわぐち50.0%
あじかわぐち25.0%
あぢかはぐち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日、十四日は薩州藩から護衛兵を出して、小蒸汽船で安治川口あじがわぐちに着く各国公使を出迎えるという手はずであった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お前の御親父ごしんぷの大阪で御不幸の時は、私はぐ大阪にいって、ソレからお前達が船にのって中津に帰るその時には、私がお前を抱いて安治川口あじかわぐちの船までいって別れた。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
元治げんぢ元年十一月二十六日、京都守護の任に当つてゐた、加州家の同勢は、折からの長州征伐に加はる為、国家老くにがらうの長大隅守おほすみのかみを大将にして、大阪の安治川口あぢかはぐちから、船を出した。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)