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戚々
ふりがな文庫
“戚々”の読み方と例文
読み方
割合
せきせき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せきせき
(逆引き)
はやその
言
(
ことば
)
の
中
(
うち
)
に彼の心は急に
傷
(
いた
)
みぬ。
己
(
おのれ
)
の敬愛せる荒尾譲介の窮して
戚々
(
せきせき
)
たらず、天命を楽むと言ひしは、真に義の為に功名を
擲
(
なげう
)
ち、恩の為に富貴を顧ざりし
故
(
ゆゑ
)
にあらずや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
しかし保胤は仏教の
所謂
(
いわゆる
)
六道の辻にも似た此辻の景色を見て居る間に、揚々たる人、
踽々
(
くく
)
たる人、営々
汲々
(
きゅうきゅう
)
、
戚々
(
せきせき
)
たる人、
嗚呼
(
ああ
)
嗚呼、世法は亦復
是
(
かく
)
の如きのみと思ったでもあったろう後に
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
君子
(
くんし
)
は
坦
(
たいらか
)
にして
蕩々
(
とうとう
)
たり、
小人
(
しょうじん
)
は
長
(
とこしなえ
)
に
戚々
(
せきせき
)
たり」
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
戚々(せきせき)の例文をもっと
(3作品)
見る
戚
常用漢字
中学
部首:⼽
11画
々
3画
“戚”で始まる語句
戚
戚継光
“戚々”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
新渡戸稲造
幸田露伴