“踽々”の読み方と例文
読み方割合
くく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし保胤は仏教の所謂いわゆる六道の辻にも似た此辻の景色を見て居る間に、揚々たる人、踽々くくたる人、営々汲々きゅうきゅう戚々せきせきたる人、嗚呼ああ嗚呼、世法は亦復かくの如きのみと思ったでもあったろう後に
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
踽々くくとしてひとり行くと云う句に似ている。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)