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踽〻然
ふりがな文庫
“踽〻然”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くくぜん
50.0%
くゝぜん
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くくぜん
(逆引き)
少年は川上へ堤上を
辿
(
たど
)
って行った。暮色は
漸
(
ようや
)
く
逼
(
せま
)
った。肩にした竿、手にした
畚
(
ふご
)
、
筒袖
(
つつそで
)
の
裾短
(
すそみじ
)
かな頬冠り姿の小さな影は、長い土堤の小草の路のあなたに段〻と小さくなって行く
踽〻然
(
くくぜん
)
たるその様。
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
踽〻然
(
くくぜん
)
として
夕陽
(
せきよう
)
の山路や
暁風
(
ぎょうふう
)
の
草径
(
そうけい
)
をあるき廻ったのである。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
踽〻然(くくぜん)の例文をもっと
(2作品)
見る
くゝぜん
(逆引き)
冬枯れ野辺を吹きすさむ風
蕭〻
(
せう/\
)
と
衣裾
(
もすそ
)
にあたり、落葉は辿る径を埋めて踏む足ごとにかさこそと、
小語
(
さゝや
)
くごとき声を発する中を
踽〻然
(
くゝぜん
)
として歩む西行。
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
随分退屈な旅だつたらうが、それでもまだしも仕合せな事には少しばかり漢詩を作るので、それを唯一の旅中の楽にして、
踽〻然
(
くゝぜん
)
として夕陽の山路や暁風の草径をあるき廻つたのである。
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
踽〻然(くゝぜん)の例文をもっと
(2作品)
見る
踽
部首:⾜
16画
〻
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“踽”で始まる語句
踽
踽々