“暁風”のいろいろな読み方と例文
旧字:曉風
読み方割合
あさかぜ75.0%
ぎょうふう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六月の爽やかな暁風あさかぜが、私の微動もしない頬をなでた。私はサッキから眼を覚ましているのである。
窓の硝子は破壊こわされて、大きな穴が開いている。そこから暁風あさかぜが吹いて来る。夜は何時いつの間にかしらじらと明けて蒼白い光が花壇の花をぼんやり、照らして居るのでした。
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
踽〻然くくぜんとして夕陽せきようの山路や暁風ぎょうふう草径そうけいをあるき廻ったのである。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)