“暁烏”の読み方と例文
読み方割合
あけがらす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四月九日 暁烏あけがらすはやより書状あり、その末に、かつて石川県北安田に其寺を訪ひたる時の句しるしあり。
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
これその日かせぎの軽き商人の産なり。ただこれはなお本資もとでを持ちし身上なり。これ程の本資もたぬ者は人に借る。暁烏あけがらすの声きくより棲烏とまりがらすの声きくまでを期とす。利息は百文に二文とかいう。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
老杉のこずえあかねいろの朝陽に染められ、暁烏あけがらすの群れが高く啼いている。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)