“あけがらす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
明烏69.2%
暁烏23.1%
明鴉7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
横になると新内しんない明烏あけがらすをところまんだらつまんで鼻唄はなうたにしているうちに、グウグウと寝込んでしまいました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これその日かせぎの軽き商人の産なり。ただこれはなお本資もとでを持ちし身上なり。これ程の本資もたぬ者は人に借る。暁烏あけがらすの声きくより棲烏とまりがらすの声きくまでを期とす。利息は百文に二文とかいう。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
非番の殿様が爪びきで明鴉あけがらすか何かを語っていると、思わずうっとりと聴き惚れてしまうと云うようなわけですから、師匠もお世辞を抜きにしてほんとうに褒める。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)