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暁風
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あさかぜ
ふりがな文庫
“
暁風
(
あさかぜ
)” の例文
旧字:
曉風
六月の爽やかな
暁風
(
あさかぜ
)
が、私の微動もしない頬を
撫
(
なで
)
た。私はサッキから眼を覚ましているのである。
蝱の囁き:――肺病の唄――
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
窓の硝子は
破壊
(
こわ
)
されて、大きな穴が開いている。そこから
暁風
(
あさかぜ
)
が吹いて来る。夜は
何時
(
いつ
)
の間にかしらじらと明けて蒼白い光が花壇の花をぼんやり、照らして居るのでした。
西班牙の恋
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そう思うと、雨戸を鳴らす風も
暁風
(
あさかぜ
)
のように考えられるし、気のせいか戸の隙間に仄白い薄明りさえ感じられた。それにしては、世間が死のように静かなのが——初太郎はむっくり起き上った。
釘抜藤吉捕物覚書:13 宙に浮く屍骸
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
暁
常用漢字
中学
部首:⽇
12画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“暁”で始まる語句
暁
暁方
暁闇
暁天
暁台
暁星
暁斎
暁烏
暁凪
暁湖