“山長”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまをとこ50.0%
やまおさ25.0%
やまちょう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○さて堂内人さんじて後、かの山長やまをとこ堂内に苧幹をがらをちらしおく㕝れいなり。翌朝よくてうおとこ神酒みき供物くもつそなふ、うしろさまにすゝみさゝぐ、正面にすゝむを神のいみ給ふと也。
山番は熊鷹といふ通称で、五十年もこの山で働いてゐる人望を集めた山長やまおさであつた。彼も亦、独身者であつた。
その時分にそんな贅沢な真似をしているのは一軒隣りの「山長やまちょう」という大商店と叔父の処だけであった。
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)