“とこし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
30.6%
2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僅か半歳の間、匇々そう/\たる貧裡半歳ひんりはんさいの間とは云へ、僕が君によつて感じ得た幸福は、とこしなへに我等二人を親友とするであらう。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
四大空に帰するか、魂魄こんぱく故郷に還るか、雄心滅せずしてとこしえに天地の間に磅礴ぼうはくたるか。自分はこの迷いに確答を与うべき科学を持っている。
吾々はとこしえに批評者を得ることあたわざるか、貴兄の意ねがわくは聞くことを得ん、妄言多罪
師を失いたる吾々 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
知らず知らず安心して暢気のんきに不勉強致し候次第今更後悔先に立たざる恨有之うらみこれあり候、松明の光とこしえに消えて寸前暗黒の感に打たれ停立黙考手探りして道をたずぬるというようなるおもむきに候
師を失いたる吾々 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)