師を失いたる吾々しをうしないたるわれわれ
貴墨拝見仕候、新に師を失いたる吾々が今日に処するの心得いかんとの御尋、御念入の御問同憾の至に候、それにつき野生も深く考慮を費したる際なれば、腹臓なく愚存陳じ申べく候 正岡先生の御逝去が吾々のために悲哀の極みなることは申までもなく候えども、そ …