“愚存”の読み方と例文
読み方割合
ぐぞん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「方々に別しての御意見とてなければ、さしずめ、宿老として、この方が愚存ぐぞんを申しのべるほかおざるまいが……」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
貴墨きぼく拝見つかまつり候、あらたに師を失いたる吾々が今日に処するの心得いかんとの御尋おたずね、御念入の御問同憾どうかんいたりに候、それにつき野生も深く考慮を費したる際なれば、腹臓なく愚存ぐぞんちんもうすべく候
師を失いたる吾々 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
「おねがいの者です。はばかりながら、しばらく愚存ぐぞんをお訊きください」
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)