“老人等”の読み方と例文
読み方割合
としよりら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老人等(としよりら)は一先(ひとまづ)自分(じぶん)の家(いへ)に歸(かへ)つた。卯平(うへい)も隣(となり)の森(もり)の陰翳(かげ)が一杯(ぱい)に掩(おほ)うて居(ゐ)る狹(せま)い庭(には)に立(た)つた時(とき)は、勘次(かんじ)はおつぎを連(つ)れて開墾地(かいこんち)へ出(で)た後(あと)であつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
寶引(はうびき)にも酒(さけ)にも加(くは)はらぬ老人等(としよりら)は棚(たな)の周圍(しうゐ)を廻(まは)つてからは歸(かへ)つたものも有(あ)つて寮(れう)には幾(いく)らか人數(にんず)も減(へ)つて居(ゐ)たが
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
老人等(としよりら)は自分(じぶん)の騷(さわ)ぐ方(はう)にばかり心(こゝろ)を奪(うば)はれて卯平(うへい)のことはそつちのけにした儘(まゝ)であつた。卯平(うへい)はそれでも種々(いろいろ)な百姓料理(ひやくしやうれうり)の鹽辛(しほから)い重箱(ぢゆうばこ)へ箸(はし)をつけて近頃(ちかごろ)になく快(こゝろ)よかつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)