“老人達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としよりたち33.3%
としよりだち33.3%
ろうじんたち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏になれば氷屋の店も張られた。——それもこれも今はわづかに、老人達としよりたち追憶談むかしばなしに残つて、村は年毎に、宛然さながら藁火の消えてゆく様に衰へた。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
定次郎の実直といへば白井様でも大事の用には特にり上げて使ふ位で、力自慢に若者わかいものを怒らせるだけが悪い癖だと、老人達としよりだちが言つてゐた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
いよいよごんごろがね出発しゅっぱつした。老人達ろうじんたちは、またほとけ御名みなとなえながら、かねにむかって合掌がっしょうした。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)