“麦藁細工”の読み方と例文
読み方割合
むぎわらざいく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれも手描きで、凧の好きな人はきっと見逃さないでありましょう。同じ小笠おがさ郡の平田村で作り出す麦藁細工むぎわらざいくの玩具に、昔から伝わる面白いものがあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
一列ひとならび、むしろの上を六尺ばかり、ぐるりと廻る。手足も小さくあどない顔して、目立った仮髪かつらまげばかり。麦藁細工むぎわらざいくが化けたようで、黄色の声でせた事、ものを云う笛を吹くか、と希有けぶに聞える。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
土産物はすべからくその土地のものに限りたいと思います。中で目を止めてよいと思う品は「麦藁細工むぎわらざいく」でありましょう。様々な色に染めて、これを箱なり糸巻なりの上にります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)