“麦藁屋根”の読み方と例文
読み方割合
むぎわらやね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いどは勝手口からたゞ六歩むあし、ぼろ/\に腐つた麦藁屋根むぎわらやね通路かよひぢいどふてる。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
井は勝手口かってぐちから唯六歩、ぼろ/\に腐った麦藁屋根むぎわらやねが通路と井をおおうて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
腐れかけた麦藁屋根むぎわらやね、ぼろ/\くずれ落ちる荒壁、小供の尿いばりみた古畳ふるだたみが六枚、茶色にすすけた破れ唐紙が二枚、はえたまごのへばりついた六畳一間の天井と、土間の崩れた一つへっついと、糞壺くそつぼの糞と
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)