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糞壺
ふりがな文庫
“糞壺”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くそつぼ
42.9%
どつぼ
14.3%
ふんこ
14.3%
ふんつぼ
14.3%
モード
14.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くそつぼ
(逆引き)
煙草の煙や人いきれで、空気が濁って、臭く、穴全体がそのまま「
糞壺
(
くそつぼ
)
」だった。区切られた寝床にゴロゴロしている人間が、
蛆虫
(
うじむし
)
のようにうごめいて見えた。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
糞壺(くそつぼ)の例文をもっと
(3作品)
見る
どつぼ
(逆引き)
二人がリヤカアを押して
糞壺
(
どつぼ
)
のところまで来ると、その糞壺の傍らに
半纏
(
はんてん
)
を着た男が七八人居て、色の黒い背の低いのが、走り出て来て、ものものしい様子で、李聖学の前に立ち塞がった。
糞尿譚
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
糞壺(どつぼ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ふんこ
(逆引き)
「とうとうわしを鼠にしおったな。だが、鼠にはなお人に近い性がある。気の毒だが、おまえ方はまず
糞虫
(
くそむし
)
だ。
糞壺
(
ふんこ
)
にうごめく
蛆虫
(
うじむし
)
としかいえんな」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
糞壺(ふんこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
ふんつぼ
(逆引き)
そして彼は、その
汚
(
よご
)
れた着物を洗う間に、「もし神があるなら、
糞壺
(
ふんつぼ
)
にこそあるべきだ」と思った。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
糞壺(ふんつぼ)の例文をもっと
(1作品)
見る
モード
(逆引き)
湯気を立てて、とろりとしている
鱶
(
ふか
)
の
鰭
(
ひれ
)
が、無表情なボーイの捧げている皿の上で跳ね上ったまま、薄暗い
糞壺
(
モード
)
を廻って運ばれて来た。参木は立ち上ると、欄干を
掴
(
つか
)
んで下の通りを見降ろした。
上海
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
糞壺(モード)の例文をもっと
(1作品)
見る
糞
漢検準1級
部首:⽶
17画
壺
漢検準1級
部首:⼠
12画
“糞”で始まる語句
糞
糞尿
糞力
糞汁
糞度胸
糞堆
糞色
糞甕
糞土
糞坊主
“糞壺”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
火野葦平
徳冨蘆花
小林多喜二
葉山嘉樹
内田魯庵
横光利一
吉川英治