糞壺モード)” の例文
湯気を立てて、とろりとしているふかひれが、無表情なボーイの捧げている皿の上で跳ね上ったまま、薄暗い糞壺モードを廻って運ばれて来た。参木は立ち上ると、欄干をつかんで下の通りを見降ろした。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)