“糞力”の読み方と例文
読み方割合
くそぢから100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むろん糞力くそぢからがある上に、拳固で下駄の歯をタタキ割るという奴だったから痛かったにも何にも、眼の玉が飛び出たかと思った位だった。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
八五郎の糞力くそぢからがガツキと組み留めたのです。言ふまでもなくそれは、手代の伊之助の狐のやうな惡賢い顏でした。
自動車の御者ぎょしゃになってお客を乗せれば——もっとも自動車をもつくらいならお客を乗せる必要もないが——短い時間で長い所が走れる。糞力くそぢからはちっとも出さないですむ。
現代日本の開化 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)