“くそぢから”の漢字の書き方と例文
語句割合
糞力100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上方では弱くて出世もできなかったが田舎へ来ればやはり永年たたき込んだ四十八手がものを言い在郷ざいごうの若い衆の糞力くそぢからを軽くあしらっている男、では一番、と平気で土俵にあがって
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
闇から生れたようなガラッ八の八五郎、一流の糞力くそぢからに、青髯の後ろから、むずと羽掻締めにしてしまいました。
八五郎の糞力くそぢからに引摺られて、井戸端の流しに崩折れた香之助は、男が良いだけに、まことにみじめな有樣です。