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なんが
ふりがな文庫
“
長
(
なんが
)” の例文
ガラッ八は
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
をブルンと
撫
(
な
)
でるのでした。神田から日本橋へかけて、この顔を知らないものは江戸っ子のもぐりみたいなものです。
銭形平次捕物控:131 駕籠の行方
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
十手と捕縄と、
啖呵
(
たんか
)
と、
長
(
なんが
)
い顔と、あらゆる攻め道具を試みましたが、婆アは、遠藤左馬太に買収されたとは言ってくれません。
銭形平次捕物控:067 欄干の死骸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
息せき切って駆けつけたガラッ八の八五郎、上がり
框
(
かまち
)
に両手を突いて、「物申し上ぐる型」に
長
(
なんが
)
い顔を振り仰ぐのでした。
銭形平次捕物控:067 欄干の死骸
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
擬物結城
(
まがいゆうき
)
の狭い
単衣
(
ひとえ
)
、
長
(
なんが
)
い顔を引締めて、思い込んだ様子が、日頃が日頃だけに、一脈の物の哀れを感じさせるのでした。
銭形平次捕物控:055 路地の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八は
長
(
なんが
)
い顔を一倍長くして見せました。少し仕方噺になりますが、本人の真剣さは疑うべくもありません。
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
お島は飛付いて金次郎の口でも
塞
(
ふさ
)
ぎたい様子でした。すぐ眼の前に
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
を撫でて、怖い小父さんが居るのです。
銭形平次捕物控:108 ガラッ八手柄話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎のガラッ八が、
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
を
撫
(
な
)
でながら入って来たのは、正月の十二日。
屠蘇
(
とそ
)
機嫌から
醒
(
さ
)
めて、商人も御用聞も、仕事に対する熱心を取り戻した頃でした。
銭形平次捕物控:106 懐ろ鏡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎のガラッ八が、
長
(
なんが
)
い顔を
糸瓜棚
(
へちまだな
)
の下から覗かせたとき、銭形の平次は縁側の柱にもたれて、粉煙草をせせりながら、
赤蜻蛉
(
あかとんぼ
)
の
行方
(
ゆくえ
)
を眺めておりました。
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
長
(
なんが
)
い顔と、抜群のノッポと、出来の悪い神田っ子と、日当りのよくない深川っ子と、江戸の人間にもこんなのがあると思うだけでも、ひどく頼もしくなります。
銭形平次捕物控:041 三千両異変
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
毛虫眉を
顰
(
ひそ
)
めて、大きい口を
屹
(
きっ
)
と結ぶと、不思議なことに、
長
(
なんが
)
い顔も、少しばかり寸が詰ります。
銭形平次捕物控:041 三千両異変
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八は横から
長
(
なんが
)
い顔を出しました。昨日も一度逢ってるんで、これはいくらか心易立てです。
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八の八五郎は、昼寝起きらしい
長
(
なんが
)
い顔を
撫
(
な
)
でて、それでも世間並のことを言うのです。
銭形平次捕物控:118 吹矢の紅
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「何だ、馬鹿馬鹿しい。そんな
長
(
なんが
)
い
面
(
つら
)
の偽物なんか出来合にあるものか、ハッハッハッ」
銭形平次捕物控:039 赤い痣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
さすがに
長
(
なんが
)
い顔もあまり通用せず、それに、持って生れた間延びのした造作が役に立って、近頃開いた祈祷所の者などは、滅多なことでこれを岡っ引と見破るはずもありません。
銭形平次捕物控:088 不死の霊薬
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八は首を引っ込めて、不平らしく
長
(
なんが
)
い顎をブルンと
撫
(
な
)
で廻します。
銭形平次捕物控:121 土への愛着
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八の八五郎は、いきなり銭形平次の前に、
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
を漂わせます。
銭形平次捕物控:068 辻斬綺談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
笹野新三郎の声に応じて、敷居の外からヌッと
長
(
なんが
)
い顔を出しました。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八は
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
を
撫
(
な
)
でながら、
臆面
(
おくめん
)
もなくこんな事を言うのです。
銭形平次捕物控:134 仏師の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八の八五郎は、木戸を開けて、
長
(
なんが
)
い顔をバアと出しました。
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎は
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
を襟に埋めました。まさに図星といった
恰好
(
かっこう
)
です。
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎は
長
(
なんが
)
いあごをなでまわして、
髷節
(
まげぶし
)
でのの字を書くのです。
銭形平次捕物控:338 初姿銭形平次 八五郎手柄始め
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お染を送って来たガラッ八の
長
(
なんが
)
い顔が、そこにあったのです。
銭形平次捕物控:084 お染の歎き
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラツ八の八五郎は、庭口からヌツと
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
を出しました。
銭形平次捕物控:072 買つた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八の八五郎は、庭口からヌッと
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
を出しました。
銭形平次捕物控:072 買った遺書
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八は平手で
長
(
なんが
)
い顔をブルブルンと
撫
(
な
)
で廻すのです。
銭形平次捕物控:119 白紙の恐怖
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎は一向罪を作りそうもない、
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
を
撫
(
な
)
でました。
銭形平次捕物控:128 月の隈
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ガラッ八は古風な
洒落
(
しゃれ
)
を言って、
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
を撫でました。
銭形平次捕物控:034 謎の鍵穴
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
持前の
長
(
なんが
)
い顔を一倍長くして見とれておりました。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎は照臭そうに、
長
(
なんが
)
い顔を撫で廻しました。
銭形平次捕物控:108 ガラッ八手柄話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎は
長
(
なんが
)
い
顎
(
あご
)
を
撫
(
な
)
でたりするのでした。
銭形平次捕物控:146 秤座政談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ヌッと
長
(
なんが
)
い顔を出すのです。
銭形平次捕物控:145 蜘蛛の巣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
“長”を含む語句
長椅子
成長
生長
長老
身長
船長
長閑
年長
長生
村長
長刀
酋長
長男
長座
長病
年長者
長者
長夜
長髯
長尻
...