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薄樺
ふりがな文庫
“薄樺”の読み方と例文
読み方
割合
うすかば
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすかば
(逆引き)
はや
下晡
(
ななつさがり
)
だろう、日は
函根
(
はこね
)
の山の
端
(
は
)
に近寄ッて儀式とおり
茜色
(
あかねいろ
)
の光線を吐き始めると末野はすこしずつ
薄樺
(
うすかば
)
の
隈
(
くま
)
を加えて、遠山も、毒でも飲んだかだんだんと紫になり
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
忽
(
たちま
)
ち
心着
(
こゝろづ
)
くと、
同
(
おな
)
じ
處
(
ところ
)
ばかりではない。
縁側
(
えんがは
)
から、
町
(
まち
)
の
幅
(
はゞ
)
一杯
(
いつぱい
)
に、
青
(
あを
)
い
紗
(
しや
)
に、
眞紅
(
しんく
)
、
赤
(
あか
)
、
薄樺
(
うすかば
)
の
絣
(
かすり
)
を
透
(
す
)
かしたやうに、
一面
(
いちめん
)
に
飛
(
と
)
んで、
飛
(
と
)
びつゝ、すら/\と
伸
(
の
)
して
行
(
ゆ
)
く。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
芝茸
(
しばたけ
)
と
稱
(
とな
)
へて、
笠
(
かさ
)
薄樺
(
うすかば
)
に、
裏白
(
うらじろ
)
なる、
小
(
ちひ
)
さな
茸
(
きのこ
)
の、
山
(
やま
)
近
(
ちか
)
く
谷
(
たに
)
淺
(
あさ
)
きあたりにも
群生
(
ぐんせい
)
して、
子供
(
こども
)
にも
就中
(
なかんづく
)
これが
容易
(
たやす
)
き
獲
(
え
)
ものなるべし。
毒
(
どく
)
なし。
味
(
あぢ
)
もまた
佳
(
よ
)
し。
宇都宮
(
うつのみや
)
にてこの
茸
(
きのこ
)
掃
(
は
)
くほどあり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
薄樺(うすかば)の例文をもっと
(4作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
樺
漢検準1級
部首:⽊
14画
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